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750TURBO ヘッドオーバーホール2 [BIKE]

さて、昨日の続き。

P1021576.JPG

カムカバーを外してチェーンとスプロケットにマーキングする。
組む時の為だが、当然マニュアルの指示にも従う。一応目安とするためだ。

カムシャフトを取り外し、テンショナーを外してヘッドの締め付けナットを取り外せば
ヘッドは降りる。

P1021577.JPG

・・・降ろしたものの、何か変。
どうもヘッドの締め付けトルクが均一じゃないというか、予想していたより緩い。
パキパキ乾いた音で緩んではいたが、それにしても・・・といった感触。
もしかすると締め付けトルクの管理ミスがあるかも。

P1021578.JPG

油が漏れていた場所はここ。周辺に滲んでいるが、外した時に流れたのかは不明。
・・・ん~?何かこれも様子が変。

P1021579.JPG

外してびっくり。通常ここにはオリフィスというか、オイルラインピンが入っている筈だが、
変なオリフィスが付いているだけだ。
400ccのエンジンも共通の構造だが、ここはオイルラインピンの周囲を巻く様に
楕円のOリングでシールされているのが普通。
この変なオリフィスは初めて見た。

その後パーツリストで確認すると、ピンとOリングの絵が描かれた上に、四角括弧されて
このオリフィスが書いている。注釈も何も無いのでどうなっているかさっぱり不明。
品名はオイルラインガスケットだそうだ。

不気味だ。何故これを?
ひとまず部品も無いのでオイルラインピンを新たに手配することとした。

P1021580.JPG

さて、外したヘッドの燃焼室面。
左から1番だが、4番の排気バルブは白く焼けているのに他は真っ黒け。
燃焼室の表面にはびっしりと分厚く硬いカーボンが付着している。
白く焼けているのは排気温度が高い証拠。黒いのはその逆だ。
硬いカーボンも白い燃焼生成物もオイルの燃えた残渣だろう。

P1021581.JPG

バルブを抜く。コッターの固着も無く、割と簡単に外れた。
バルブにはポンチで気筒番号の数だけマークする。

それにしても、一度分解された形跡があるのに酷い有様だ。
私の元に来て6年、走行距離3000km程だが、エンジンを開けてからそう走っているとも
思えず、なんだか腑に落ちない。

バルブの当りは吸気側は概ね良好。シートの沈み込みも無い。
排気はそれなり。若干カーボンの噛み込みが見られる程度で良好である。
このことからも、一度は手を加えられたと見るべきだが?
ちなみに新車のエンジンはバルブの擦り合わせなんかやっていないそうだ。
(少なくとも現在はそう)
やらなくても十分気密が得られるらしい。

P1021582.JPG

吸気ポート。
酷い段付だ。ちょっとは手を入れればいいのに。
内部もスラッジで汚い。ガソリンで洗われているからそんなに汚れなさそうなものだが、
やはりオイルを吸い込んでいるのだろう。

P1021583.JPG

こちらは排気ポート。
びっしりカーボンが付いてはいるが、燃焼室面と違って乾いている。
温度が十分に上がっているのだろう。

バルブガイドの手前に変な穴がある。
この穴はカムカバーまで貫通していて、カバーで蓋をする形になっている。
推測だが、仕向け地によって何らかのエミッションコントロールが付くのではないかと。
車で言えば、昭和51年排ガス規制の頃には排気ガスに含まれるHCを触媒で燃焼させる
為に、排気ポートにエアを吹き込んでいた。
そういったデバイスに対応させるためではないかと考えている。
まぁ、触媒が付いているモデルは無いので、エアを送り込んで排ガスを薄めるような
いんちきデバイスなのかもしれない。
目障りな穴だが埋めるわけにもいかず・・・

P1021584.JPG

燃焼室内のカーボンを除去すると、これまた予想を上回る粗い地肌が出てきた。
ZX400AEなんかは綺麗に表面が加工されていたが、これは鋳肌むき出しだ。
小さな穴にカーボンが入り込んでなかなか綺麗にならない。
そこで、#320のペーパーに油を付けて磨き倒した。
ソコソコ平滑になったので、今度はポートの加工。

酷い段付き部をリューターで削って平滑にする。
排気ポートも途中で急激に角度が付いている部分があるので、そこを滑らかにカーブするよう
出っ張っている部分を削り落とした。

P1021585.JPG

こんな状態。
うろこ状になっているが、これ以上は手を入れるつもりは無い。
昔はピカピカに磨いたこともあるが、労力を掛けてもさっぱり変化は無かったからだ。
むしろ、現在は荒れているほうが良いとの話も聞くし、この程度でやめておく。

磨くのは無駄だと思うが流れを考えると段差は無くしておくべきだ。
こういった積み重ねをやった結果、素組みとは違う特性が得られるものである。
まぁ、今回は出力増大が目的では無いのでこれで十分。

この後、バルブを磨いて本日の作業は終了した。

続く



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